読書会・404「坂の上の雲〈1〉〈2〉」-司馬遼太郎-

 2009/12/17(木)

“まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている。”

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が11月29日から放送開始されています。
2011年まで全13回の予定です。
今年(2009年)は5回。

今まで読書会で「坂の上の雲」が何度話題になったことでしょう。
あまりにも長編なので取り上げていませんでした。

15日、坂の上の雲〈1〉〈2〉を取り上げました。

秋山好古・秋山真之・正岡子規にやっと逢えました。



  「坂の上の雲」〈1〉〈2〉 司馬遼太郎 文春文庫
画像



 坂の上の雲〈1〉

明治維新をとげ、近代国家の仲間入りをした日本は、息せき切って先進国に追いつこうとしていた。この時期を生きた四国松山出身の三人の男達-日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と、文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、昂揚の時代の時代・明治の群像を描く長編小説。

 坂の上の雲〈2〉

戦争が勃発した……。世界を吹き荒れる帝国主義の嵐は維新からわずか二十数年の小国を根底から揺さぶり、日本は朝鮮をめぐって大国「清」と交戦状態に突入する。
陸軍少佐秋山好古は騎兵を率い、海軍少尉真之も洋上に出撃した。
一方正岡子規は胸を病みながらも近代和歌・俳句を確立しようと、旧弊な勢力との対決を決意する。

(裏表紙より)






 司馬遼太郎 (1923-1996)


大正12(1923)年、大阪市に生まれる。
大阪外国語学校蒙古語科卒業。
昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。
41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。
47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。
51年、日本芸術院恩賜賞受賞。
56年、日本芸術院会員。
57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。
58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。
59年、「街道をゆく“南蛮のみち”」で日本日本文学大賞受賞。
62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。
63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。
平成3年、文化功労者。
平成5年、文化勲章受章。
著書に「司馬遼太郎全集」「司馬遼太郎対話選集」(文藝春秋)ほか多数がある。
平成8(1996)年没。

(表紙の裏より)




 大坪読書会で取り上げた司馬遼太郎作品

 ・1977/01/28 第55回  『花 神』  
 ・1977/02/26 第56回  『世に棲む日々』
 ・1981/04/16 第97回  『空海の風景』
 ・1986/06/09 第154回 『項羽と劉邦』
 ・1989/09/03 第181回 『峠』
 ・1993/12/14 第230回 『故郷忘じがたく候』
 ・1996/04/23 第256回 『空海の風景』
 ・1997/03/18 第266回 『草原の記』
 ・2001/03/13 第308回 『ペルシャの幻術師』
 ・2001/04/17 第309回 『『兜率天の巡礼』
 ・2003/12/16 第338回 『妖 怪』
 ・2005/01/18 第350回 『義 経』
 ・2006/02/21 第362回 『巧名が辻』
 

 話し合い 

 ・本の書き出しがたまらない。
  “まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている。”
 ・読書会でいままで何度「秋山好古・秋山真之・正岡子規」のことが話題に
  なったことでしょう。
  他の本を読んでいるとき、何度も断片的にエピソードを聞いていました。
  実際本を読んでいくと目の前に3人が生き生きとでてきます。
 ・ドラマを見て本を読むか、見る前に本を読むかそれぞれです。
  本を読んでいると細かいところまでドラマを楽しめます。
  出演者の皆さんが配役にピッタリでさすがNHKと感心しています。
 ・文庫本で全8冊、続きはそれぞれで読んでいくことに。
 ・これから戦争の話になってなかなか読みづらいそうですがぜひ
  読破したいものです。
 ・読書会・382回「兄いもうと」(鳥越碧)で正岡子規と律の壮絶な兄妹愛を
  扱った話題の本をとり上げています。
 ・・・・・・

 次回 2010年1月19日(火)

『吾輩は猫である』 夏目漱石 新潮文庫
 

読書会のあと、新年会の予定です。



*** 参考 ***

★☆ 読書会373~404はこちらから
★☆ 読書会405以降はこちらから

(2010/02/17追加)