読書会・395「人の砂漠」-沢木耕太郎-

 2009/02/17(火)

知識の森では紅梅が盛りをすぎ、白梅が咲き誇っていました。


 「人の砂漠」 沢木耕太郎 新潮文庫

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一体のミイラと英語まじりの奇妙なノートを残して、ひとりの老女が餓死した。老女の隠された過去を追って、人の生き方を見つめた「お婆さんが死んだ」、元売春婦たちの養護施設に取材した「棄てられた女たちのユートピア」をはじめ、ルポルタージュ全8編。陽の当たらない場所で人知れず生きる人々や人生の敗残者たちを、ニュージャーナリズムの若き担い手が暖かく描き出す。 (裏表紙より)

  -目次-
     ・おばあさんが死んだ
     ・棄てられた女たちのユートピア
     ・視えない共和国
     ・ロシアを望む岬
     ・屑の世界
     ・鼠たちの祭
     ・不敬列伝
     ・鏡の調書





 沢木耕太郎

1947(昭和22)年、東京生れ。横浜国大卒業。
ほどなくルプライターとして出発、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。
『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年には『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。
常にノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年(平成7)年、壇一雄未亡人の一人称話法に徹した『壇』を発表。
2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。
2002年から2004年にかけて、それまでのノンフィクション分野の仕事の集大成『沢木耕太郎ノンフィクション』が刊行され、2005年にはフィクション/ノンフィクションの垣根を越えたとも言うべき登山の極限状態を描いた『凍』を発表、大きな話題を呼んだ。


表紙の裏より)




●大坪読書会では次の作品をとりあげています。  

 ・2006/03/14 『凍』

 話し合い

 ・『おばあさんが死んだ』と『鏡の調書』の対比が面白かった。
 ・知らない世界に触れられてよかった。
 ・目の付けどころが斬新である。
 ・それぞれの舞台が現在はどうなっているのか興味がある。
 ・若い時の作品なので突っ込みが足りないように思う・・・。
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 次回 2009年3月24日(火)
    注:図書館の行事の都合で第4火曜日になっています。

  『利休にたずねよ』 山本兼一 (PHP研究所)

   (第140回直木賞受賞作品)

   各自購入のこと